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”はるな愛”コンプレックス・いじめ・自殺も考えた過去を振り返る

「コンプレックスは隠すより伸ばせ!」
全国のコンプレックスに悩む女子高生に向けて発信する、“JKコンプレックス”

「幼稚園の頃から、自分は女の子だと思っていて、成長するにつれて“おちんちん”は無くなっていくものだと思っていたの!」
開口一番にそう語ってくれたのは、日本の番組を支えるベテランタレントのはるな愛さん( ¨̮ )

企業家でもあるはるなさんは、ミス・インターナショナルクイーン2009で優勝をした、日本が誇るニューハーフタレント!

ご自身の“人生の分岐点”、性別という大きなコンプレックスと向き合ってきた“過去と現在”についてお話を伺ってきました!

はるな愛さんの
“自分好き度”グラフ

小学生から大人になるまでの“自分好き度”のグラフ!
大きな分岐点は、どうやら中学生の時のようですね…19歳以降に落ちているのも気になります…。

性別の“区別”が始まった小学生

性を意識する度に
自分の将来が分からなくなった

■小学校時代に考えていた事
「自分は女の子だと思っていたのに、小学生になった途端、急に男側に入れられ、男として扱われるようになったんです。
ランドセルは赤と黒で男の子は黒を選ばされるし、上級生になったら性教育も始まって、自分がこの先どうなっていくのか、自分は男なのか女なのかますます分からなくなりました。
ただでさえ、大人になっていく事に対する不安があるのに、さらに“性別”への不安がプラスされて、自分は一体何なのだろうって考えていましたね。」

「男らしく」いた自分といじめの世界

校庭に引く白線の粉を口の中に入れられた

「中学校では、セクシャルな事に悩んでいる自分を隠そうと思って、脚を開いて座ったり、眉間にシワを寄せたりとにかく男らしく振る舞った時もあったんですけど、募る不安を隠しきれずにいたら、その不安を察知したいじめっ子にいじめられて…
どうして、いじめる人といじめられる人がいるんだろう?って思いましたね。
『俺はあいつを操作できるんだ』『俺は強いんだ』という立ち位置をいじめる事でしか表現出来ない弱い人間が、いじめっ子なんですよ。」

自殺を考えた中学生時代

自殺を止めてくれたのは“家族との思い出”

■自殺をしようと思った理由
「いじめがエスカレートしていって、自分で死のうと思った事もあって…。
性別の事やいじめの事を親にも誰にも言えずに、このまま生きていて何が楽しいんだろう?って、この時は何の為に生きているのかも分からなくなってしまったんです。
飛び降りようとしたり、頭を壁に何度も打ち付けたりしてました。
その頃、いつも自殺を止めてくれていたのは、子供の頃の家族との思い出でした。楽しい思い出を振り返った時に、いじめっ子なんかのせいで家族を悲しませるのは嫌だって思ったんです。
今ここで私が死んでも、いじめっ子は自分がした事を悔いたりしない。傷ついて悲しむのは家族だけだって思って。
今は死なないで良かったって心から思ってます!」

■当時の精神的支えだったもの
「当時から、歌番組のアイドルが大好きでした。
ステージでいつもキラキラの笑顔でいるスタンスを見て勇気をもらってたの!
曲を聴いている時は、色んな事を忘れて自分は女の子でいられたんです。」

人生の分岐点
「ニューハーフとの出会い」

ここが自分の生きる場所!

■自身のコンプレックスを新たにネーミングすると?
「中3の時に、母親のお店のお客さんにショーパブに連れて行ってもらったの。
でも当時は、“女の子”になりたかったから“ニューハーフ”は嫌だったんです。
でも、実際に会ったら私が想像してたイメージとは全く違ってました!キラキラのステージで可愛いドレスを着たニューハーフのお姉さんを見て、「私の居場所はここだ!!」と思いました。
お姉さんに、女性らしくいるための技やどうやったら社会に馴染めるかをたくさん教えてもらったの。
ヒゲは剃るんじゃなくて抜きなさいとか、パンストは3枚履きなさいとか。
自分の生きる場所を見つけて、だんだんと自信がつくようになって、気付いたら学校でのいじめもなくなってました。
後ろめたさが、お姉さんと出会ったことで吹っ切れて自信がついて、自信がつけば言動もオーラも変わってきて、きっといじめっ子の対象じゃなくなったんだと思います。」

■高校時代の出来事
「父親に『女として生きたい』と打ち明けたのは高校生の時。
いつも『もっと男らしくしろ!』って怒ってた父親が『やるならとことんやれ』って言ってくれて…私も真剣に伝えたから、ちゃんと分かってもらえたんだと思います。
理解してもらえて嬉しかったけど、今までの家族としての付き合い方が変わっていくような気がして、本当の事をちゃんと言ったのに複雑な思いでした。
その後は、高校を辞めてショービジネスの世界へいきました。」

性転換手術で女の子に

手術への決意をきっかけに、死ぬのが嫌だと思えるほど今が幸せだと気付いた

「高校中退後は、自分がやりたかった事が出来るようになって、女の子になれる喜びを感じていました。19歳まで楽しく過ごしてましたね。
その時に、ずっと悩んでいた性転換手術を当時付き合っていた彼の為に決意したの。手術は本当に危険で、死んでしまう事もあるし、親からもらった身体にそんな事しても良いのか…って気持ちもあってすっごく悩みました。その時に、死ぬのが嫌だと思えるくらい、自分は今、すごく幸せなんだって実感したんです。」

コンプレックスこそが個性

それに気付いた者勝ち!

■現在の“はるな愛”とコンプレックス
「男で生きるか、女で生きるか。自分の為に生きるか、親の為に生きるか。って色々考えてきたけど、私は今では、本当に自分で納得して責任持てる人生の選択をしています。
ありがたい事に今の私にとって、コンプレックスは生きていく為のお金を稼ぐものになっているかな。死にたいって思っていた時は、まさかコンプレックスが武器になる日が来るとは思っていなかったからびっくりよね〜!
でも、自分の嫌なところに蓋をして偽って人に会うよりも、自分の弱さとしっかり向き合って、『私はこんな人間なんだ』ってことを分かってくれる人を味方にした方が、お金よりも財産になります私にとって、テレビ業界はそういうところ!」

■コンプレックスに悩むJKへのメッセージ
コンプレックスこそが個性なの!嫌なところも苦手なところも自分の個性として、何を活かしてどう向き合うかって考えていった方がいい!
人と同じ事を一生懸命やらないといけない、という時代ではもうないんだから、もっと自分がやりたい事を極めるべきだと思います。
絶対、その事に気付いた者勝ちだから!
あと、上辺の友達よりコンプレックスを分かってくれる友達を見つけて、自分自身も友達のコンプレックスを分かってあげられる余裕のある人として生きること!
生きていれば、楽しい事ばかりではないのは確かです。
でもつらい事は身につくの。
死んだら何かも終わりなの。
今いる場所が辛ければ、逃げてもいい。
きっと居場所を変えたら、止まっていた大きな車輪が回り始めますよ。」

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はるな愛さん、ありがとうございました!
現在の明るいキャラクターからは想像もつかないほどの壮絶な過去があったんですね…
今辛い思いをして悩んでいる子にっとて”逃げてもいい”という言葉はどのように響くのでしょうか?
ぜひ、記事を読んだ感想を聞かせてくださいね!

そして最後にはるな愛さんから読者のみなさんへサインのプレゼントも頂きました✨

プレゼント応募方法

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【応募期間】
2019年7月24日(水)まで!

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