高校卒業後の進学先の一つとして人気がある専門学校。
専門学校の学費は高いのか?安いのか?
いったいどちらなのでしょうか?
また、専門学校に進学しても、
学費が払えなくなってしまうこともあるかもしれません😭
今回はそんな時の対処法を紹介します!
◆専門学校の学費に含まれるもの
まず、大学でも短大でも専門学校でも、
学校に入学する際にかかるのが『入学金』です。
そして、年間の『授業料』が必要となります。
それに加えて、
実験・実習費や施設・設備費も『学費』として支払わなければいけません。
これらを合計したものを、
初年度納付金として1年目に支払う必要があります。
専門学校では、大学や短大などの他の教育機関に比べ実習が多く、
そのためには施設や設備を整えることが重要。
設備の数や種類が多ければ、
それだけ維持費もかかります😨
○学費の高い安いには理由がある
学費は専門学校によって高かったり、
安かったりという差がありますが、
もちろんそれには理由があります。
専門学校の学費が高いか安いかについて、
大きな影響を与えるのが『施設・設備費』です。
どのような設備が必要かは、
学習する分野によって違うため、
まず分野によってこの金額には違いが出てきます。
また、それぞれの学校で設備がどの程度整っているかは異なるので、
学校ごとにも差が出てくるところです。
ですが!この費用が高ければよい設備がそろっているというわけではないので要注意🙅
たとえ設備費が高くても、
必要な設備がそろっているとは限りません!
自分が望む環境で学べるかどうかは、
ホームページやパンフレットでしっかりチェックしましょう!
○学費は在学年数でも変わる
専門学校は2年制のところが多いですが、
3~4年制の専門学校もあります。
長く通えば通うほど、
当然支払う学費の総額は大きくなるもの。
入学金は初年度のみの支払いですが、
授業料や実験・実習費、施設・設備費は毎年支払わなければいけません。
長く通えばその分、
学ぶ期間が長くなるため、
知識や技術が身につくかもしれません。
しかし、ある程度のことを身につけたら社会に出るという選択肢をとることで、
早くひとり立ちできるというメリットもあります。
志望校を決める際には、
在学年数とトータルで必要な学費もあらかじめ比較して決めるのがおすすめです🙆
○学費が高いか安いかを判断するのは難しい
学費にはさまざまな費用が含まれるため、
専門学校の学費が高いのか安いのかを判断することは簡単ではありません😨
単純に数字の上での比較はできても、
設備や授業の内容によって高いか安いかという価値観は違ってくるのです。
学費が高ければ必ずしもよい設備が整っているわけでもないし、
よい教育が受けられるとも限りません。
自分が望む実習に必要な設備や、
希望する授業が受けられるかどうか、
そしてそれに見合った学費かどうかという観点で、個人的に判断する必要があります。
◆専門学校の入学金や学費などの支払い期限
入学金や学費などは、
当然いつまでに支払わなければならないかという期限が決められています。
学校によっても異なりますが、
入学金は合格発表の数日後~2週間以内が支払期限になっているのが一般的です。
ここで注意しなければならないのが、
AO入試や推薦入試など、
早い時期に合格が決まるケース。
入試や合格発表の時期が早い場合、
その分入学金の支払い期限も早くなることに注意しておきましょう💡
入学金以外の学費についても、
学校によって支払い期限が決められており、
入学金よりも後になるのが一般的です。
初年度には必要な費用を分けて支払うことになるので、
支払期限を忘れないように注意しましょう👁
○学費が払えない時はどうする?
専門学校に合格して入学したりしたものの、
期限までに学費を払えないというケースもあるかもしれません。
ではその時、どのような方法をとればよいのでしょうか?
①まずは学校に相談しよう
学費の支払いが難しい場合、
まず行うことは『学校への相談』です。
期限に間に合わない旨を相談し、
対処方法を決めましょう。
専門学校の学費の支払は、
年払いまたは前期・後期の2回に分けて支払うのが一般的です。
通常は半年や1年分をまとまって支払うため、
それなりの金額になってしまいます。
その金額での支払いが厳しいのであれば、
月払いなど分割での支払いが認められるケースもあるので、
学校側と交渉してみましょう🙌
また、支払い期限を少し先に延ばしてもらえる場合もあるので、
早めに相談しておくことが大切です。
②奨学金や教育ローンを利用する
支払い期限を延ばしてもらったり、
分割にしてもらったりしても支払いが難しいケースもあるでしょう。
また、学校によっては対応してもらえないかもしれません😨
そういった場合には、
『奨学金』や『教育ローン』を利用して学費の支払いをしましょう!
『教育ローン』とは、
親が名義人となって比較的安い金利で借り入れができるローンのこと。
もちろん、後々返済をしなければならないので、
計画的に利用する必要があります。
ですが、一つの手段として考えておきましょう🌟
奨学金も教育ローンも、
申請や手続きをしてすぐに利用できるものではありません。
支払い期限ギリギリになってから焦っても間に合わないので、気をつけましょう!
◆奨学金制度を利用して学費の負担を減らそう
専門学校に通うときは、
条件を満たせば『奨学金制度』を利用できます。
専門学校で奨学金制度にはどのようなものがあるのでしょうか??
○学校独自の奨学金制度
専門学校では、学校独自の奨学金制度を設けている学校があります。
奨学金を受けるための条件は学校によってさまざまですが、
多いのが成績優秀者について学費が免除されるというもの。
また、特定の資格を持っている場合などに学費の一部が免除になるなどのケースがあります。
学校によって条件や金額が違うので、
あらかじめ学校のホームページやパンフレットで、
条件や申請方法をチェックしておきましょう💡
○公的機関の奨学金制度
公的機関の奨学金としてよく知られているのが、
独立行政法人日本学生支援機構の奨学金です。
日本学生支援機構の奨学金には、
給付型と貸与型があり、
貸与型はさらに無利息と利息付に分けられます。
給付型は返済不要ですが、
貸与型は卒業後に少しずつ返済しなければいけません。
奨学金を受けるには、
それぞれ定められた学力基準や家計基準をクリアすることが必要です💦
当然、返済不要の給付型の方が、
色々な条件が厳しくなっています。
また、学校の種類や自宅通学か自宅外通学かなどによって、
奨学金として受けられる金額は違ってくるので、注意しましょう。
住んでいる地域によっては、
地方自治体の奨学金制度が受けられる場合もあります。
条件や金額などは自治体によって異なるので、
自分の住んでいる地域の情報についても調べてみましょう💡
○民間団体の奨学金制度もある
公的機関以外にも、
民間の団体で奨学金制度が行われているケースもあります。
また、民間企業でも時期や学校指定で、
奨学金制度が実施されることがあるのでチェックしてみましょう!
◆奨学金以外にもある色々な支援制度
学費の補助というと、
奨学金を利用する方法がよく知られていますが、
ほかにも色々な支援制度があります💡
基本はそれぞれの学校で行われている制度ですが、
主な支援制度をみてみましょう。
○学費免除や軽減に関した支援
学費が免除されたり、
半額補助などの軽減をしたりという制度を実施している学校があります。
特待生制度やバックアップ制度など、
支援制度の名前は色々です。
適用条件や免除される金額も学校によって違うので、
事前に確認しておきましょう🙌
○出願時や進級時などに行われる支援
出願の際には、
条件によって受験料が割引になったり、
免除されたりする制度を実施している専門学校もあります。
例としては、
AO入試やインターネット出願の利用者、
オープンキャンパスの参加者は受験料が免除されるなどの支援制度です。
気になる専門学校があったら、
パンフレットやホームページなどでチェックしておきましょう!
また、進級の時に成績が優秀な人に対して、
学費の一部免除などを行っている学校もあります🌟
○入学後の生活支援に関した支援
専門学校に入学する際、
自宅から通うのが距離的に難しいケースもありますよね?
そういった人を対象として、
学生寮費の一部免除などを実施している学校もあります。
また、働きながら専門学校に通う制度を設けているケースもあるので、要チェックです。
○家族を対象にした支援なども
専門学校に通う際は、
親族にその専門学校の卒業生がいないかも確認しておきましょう🧐
親族がその専門学校の卒業生だったり、
在学中だったりする場合に、
学費が割引になる制度を実施している専門学校も多数あります。
◆卒業までの学費の支払い計画を立てよう
初年度に支払う費用は、
入学金も含むので在学中でもかなり大きな金額になります。
しかし、それ以降も定期的に学費は支払わなければいけません。
毎回の学費の支払い期限までに、
きちんと支払いができるよう、
あらかじめ計画を立てておきましょう。
支払が難しいと思われる場合には、
なんらかの支援制度の利用を考えなければいけません💧
支援制度は、
すぐには利用できないものがほとんどなので、
対処は早めにするのが大切です!
○お金のやり繰りは家族で話し合おう
専門学校の学費でかかる金額は、
安いものではありません。
多少のやり繰りで捻出できる額ではないので、
家族でしっかり話し合っておくことが大切です😌
志望校を決める段階から、
学費についてはチェックして、
色々な情報収集をしておきましょう!
◆まとめ
専門学校の学費には、色々な費用が含まれています。
専門学校の分野によっても、
学費の額は違ってくるので、
単純に高いか安いか判断するのは、簡単ではありません😢
どうしても学費が払えない場合には、奨学金や教育ローンを利用する方法もあります。
また、専門学校の支援制度なども場合によっては利用できるので、
志望校を決める際には、
そのような条件も比較して決めましょう💫